
ハウスダストって何?
ハウスダスト(室内塵)とは、ダニ・カビ・ゴキブリ・細菌・動物やヒトの皮屑などの混合物を言います。 病院などの血液検査の結果として示されるハウスダストとは、上記の内容物を指し、目に見えるホコリとはその性質が異なります。 その中でもハウスダストアレルギーの場合、ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ・ゴキブリが主要なアレルゲンと考えられています。
ハウスダストが原因で起こる症状
ハウスダストが原因で起こる主なアレルギー症状は、気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎など、多数の症状に当てはまります。
病院の検査結果からのポイント
ダニとハウスダストに陽性の場合は、ダニが主な原因であることが多く考えられますが、 ダニは陰性でハウスダストに陽性の場合には、ダニ以外のアレルゲン物質が原因と考えられるので、詳細なアレルゲン検査をする必要があります。
ハウスダストの勘違い
一般的にハウスダスト(House dust)とは、その呼びながら「家のホコリ」であることは間違いありません。
しかし医療分野で専門的に使われているハウスダストは、室内塵のことで「家のホコリ」と異なることはご存知でしょうか。
室内塵とはアレルギーを引き起こす複数のアレルゲンの混合を総称したもので、ハウスダストとは血液検査の結果に用いられる、アレルゲン結果の用語になります。
血液検査の結果表などに分類されている項目は「ダニ」「ハウスダスト」です。
ハウスダストは以下のアレルゲンの混合物をまとめて検査しているものです。
「ダニ」はアレルギーの発症原因物質の中で最も多く、単独の検査項目になっています。
したがって、検査の結果によって異なる考え方が必要となります。
・ダニに対して陽性(+)で、ハウスダストに対しても陽性(+)の場合
ハウスダストの陽性原因は、主にダニに反応していると考えられます。
・ダニに対して陽性(+)で、ハウスダストに対しては陰性(-)の場合
主にダニに対する反応となります。
・ダニに対して陰性(-)で、ハウスダストに対しては陽性(+)の場合
ダニ以外のアレルゲン物質が原因であると考えられます。
病院で検査を受け、自身が何に対してアレルギー反応を起こすのか、良く理解して対応して下さい。